アームバランスのキープを妨害?!無意識にやりがちなNG動作

アームバランス コツ

こんにちは!ヨガを始めてから前鋸筋が発達し過ぎたこーきです。

今回はアームバランスのワンポイントアドバイス。

見落としがちでやりがちな動作について解説します。

バカーサナ、ティッティバアーサナ、カウンディンニャアーサナなど基本的なアームバランス全部に共通する大事なポイントになります。

アームバランスに苦労している方はぜひチェックしてみてください。

なまけもの

僕も最近はアームバランスの練習をたくさんしてるんだけど、足がなかなか浮かなかったり、浮いてもグラグラするんだよね。

こーき

なまけもの君がたくさん練習してるってだけで感動だけどね。安定しないのはどんなことが原因か自分でわかってるの?

なまけもの

たぶんどのアームバランスも脚の方が疎かになってる気がするから、ちゃんと下半身を目で確認しながらやってるんだ。でもなかなかうまくいかないよ。

こーき

それはもしかしたらその確認作業自体がうまくいかない原因になっちゃってるかも…!今日の内容をもう一度よく確認してみてね!

今回の記事がオススメな方
  • アームバランスで足が浮かない
  • 足は浮くけどグラグラする
  • 足の組み方を目視で確認している
目次

NGな要素を排除する

アームバランスや逆転のポーズなどを練習していると、

「何をやったら浮くようになるのか?」

ということに注目しがちです。

しかし実は、

何をやったら浮かないのか?

という問いの方が実は大切だったりするのです。

というのも慣れていないうちは余計な動きを無意識に加えてしまうことでキープがうまくいかないことが非常に多いもの。

無駄な要素を削ぎ落としていくことで最終的にシンプルなバランスの良いアーサナに変わってきます。

今回はアームバランスにおけるNGな要素を一つ紹介していこうと思います。

首は丸めず目線は下げない!

無意識にやりがちな動作

色々なアームバランスにおいて共通してやってしまいがちなのが、

首を丸めて目線を下げてしまうこと。

下の写真のようにアゴを引きすぎてしまうのです。

バカーサナ 鶴のポーズ

原因としては以下のようなことが考えられます。

  • 引っ掛けた足のポジションを確認するため
  • 頭を下げて下半身を軽くしたいがための反応
  • 必死過ぎて首まで意識が回らない

色々なことが原因になっていると思われますが、ともかくアゴを引き過ぎて首を丸めてしまうと大抵のアームバランスはうまくいかなくなってしまうのです。

なぜ首を丸めるのがダメなのか?

首を丸めるのがNGな理由はいくつかありますが、主には次のようなことが理由です。

首を丸めるのがNGな理由
前方への体重移動がうまくいかなくなる

たいていのアームバランスは頭と肩を前方へ移動させることによって足にかかる体重を軽くし浮かせます。つまりシーソーのような原理で足を浮かせるのです。特に5kg前後あり体の先端にある頭部の位置はその体重移動にもかなり影響を及ぼします。

首を丸めることで頭部の位置が手に近くなり体重が前に移動できず足が浮きづらい状態になってしまうのです。

目線が定まらずバランスが崩れやすくなる

バランスポーズでは目線をどこに向けるかが重要になります。どこか一点に目線を定めている時はバランスが安定しやすくなります。

首を丸めて目線がブレることでバランスが崩れやすくなってしまうのです。

背中の筋肉が使いづらくなる

首を丸めて下を向くことで首の後ろの筋肉が不必要に伸びて背中側の筋肉が使いづらくなります。エーカ・パーダ・カウンディンニャアーサナⅡやマユーラアーサナなどのアームバランスでは背中側の筋肉が活躍するので首を丸めた姿勢だと足を浮かせること自体が難しくなります。

また胸周りの圧迫感も生むので呼吸がしづらくなりキープ時間が短くなります。

目線を定め首を伸ばす

以上のように首を丸めない方がアームバランスはうまくいきます。

コツは、

アゴを少し上げ亀のように首を伸ばすこと

なぜ首を伸ばす意識がいいのかというと、

  • 少しでも前に体重を移動するため
  • 肩甲骨を安定させやすくなるため

しかし実際にどれくらいアゴを上げたらいいか(目線を上げたらいいか)は個々のアームバランスによって異なります。

次の章では具体的にアームバランスの例を見ていきます。

様々なアームバランスの目線の例

では実際に個々のアームバランスでの首のポジションや目線がどうなっているのかを確認していきます。

ただもちろんこれはただの参考例で、細かい角度などは体型や柔軟性、筋力やその他条件によって異なります。

ですので参考程度に確認していただいて、練習をしながら細かい調整をして自分に合った位置を見つけてみてください。

バカーサナ(鶴のポーズ)
カカーサナ(カラスのポーズ)
カカーサナ バカーサナ
ティッティバアーサナ(ホタルのポーズ)
ティッティバアーサナ 蛍のポーズ
アームバランス
サイドクロウ(パールシュヴァ・バカーサナ、横向きの鶴のポーズ)
サイドクロウ
パールシュヴァバカーサナ
エーカ・パーダ・バカーサナ(片脚の鶴のポーズ)
エーカパーダバカーサナ
エーカ・パーダ・カウンディンニャアーサナⅡ
カウンディンニャアーサナ
カウンディンニャ アームバランス
エーカ・ハスタ・ブジャアーサナ
エーカハスタブジャアーサナ
マユーラアーサナ(孔雀のポーズ)
孔雀のポーズ マユラーサナ
マユーラアーサナ
なまけもの

基本的にはみんなアゴを上げながら首を長くする感じなんだね!

こーき

そうなんだ。でも個々のアーサナで少しずつ首の角度などが違ったりするんだよ!

なまけもの

あとは僕には僕に合った調整をすればいいんだね。こーき先生の写真は参考程度にサッと見るだけにするよ!

こーき

(まあ…撮る手間もかかってるからじっくり見てくれた方が嬉しいんだけどね…)

まとめ

いかがだったでしょうか?

意外と気づかないうちに目線が落ちすぎていた方もいたのではないでしょうか?

もちろん上の写真はほんの一例。

体型や柔軟性、筋力などの違いによって微妙な目線は変わってきます

しかし、だいたいの目指す方向がわかるだけでアーサナがとりやすくなることもあるのです。

上の写真を参考に自分自身に合わせたアゴや目線の位置を見つけてみてくださいね!

なまけもの

今までマユーラアーサナは浮いたことがなかったんだけどアゴを前に突き出したら浮いたよ!

こーき

それはよかった!マユーラやカウンディンニャは特に変わるよね。

なまけもの

もう満足したから晴れ晴れした気分で怠けられるよ!

こーき

あ、最近まじめだなと思ってたらやっぱり怠け癖は健在なんだね…!まあまた次回一緒に練習しようね!

アームバランスのコツや練習法に関してはYouTubeのKoki Yogaチャンネルでも解説していますのでぜひチェックしてみてください↓

【初心者用!バカーサナで浮く方法】アームバランスの基礎の基礎
【アームバランス苦手克服】〇〇の位置を考えた練習で足を浮かせる
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この記事を書いた人

幼い頃からの脳脊髄液減少症悪化で高校中退→現在は現役東大休学生でヨガインストラクター。

YouTubeチャンネル「Koki Yoga」でヨガ解説を更新しながら、オンラインヨガコミュニティRSY~Rainbow Season Yoga~で月に70本以上のヨガクラスを行っています。

「アナトミック骨盤ヨガ」「アームバランス&逆転」「筋肉講座」など。

全国各地でヨガWSも開催中。

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