何から始めればいいの??3つの逆転のポーズの特徴とリスク

こんにちは!逆転の発想を常に追い求めているこーきです。

今回は3つの逆転のポーズの特徴の比較です。

ヨガをやっている方は憧れを抱いているかもしれないヘッドスタンド(頭立ち)、ピンチャ・マユーラアーサナ(肘倒立)、ハンドスタンド(倒立)

まずはそれぞれの特徴とリスクを把握することで自分に合ったポーズを選んで練習することができます

なまけもの

確かに逆転のポーズって憧れるけど何からやっていいかわからないんだよなぁ…やっぱり頭立ちからかな?

こーき

いや、必ずしもヘッドスタンドから取り組まなきゃいけないわけではないんだよ。それぞれのポーズのリスクと自分の特徴を照らし合わせるといいよ!

目次

3つの逆転ポーズの特徴とリスク

3種類の逆転ポーズにはそれぞれの特徴があります。

一般的な難易度で言うと、

ヘッドスタンド<ピンチャマユーラアーサナ<ハンドスタンドという順番になりますが、それぞれのポーズにはぞれぞれの特徴があり身体に対するリスクの種類も異なります。

まずはそれぞれの特徴を把握にて自分の身体の状態と照らし合わせてみてください。

ヘッドスタンド(頭立ち)

シールシャアーサナ 頭立ち

名前の通り頭を床につくポーズです。

前腕と頭で底面積をしっかりとれるので3つの逆転ポーズの中では一番安定感が出やすく習得がしやすいポーズです。

しかし大きなリスクもあります。

それは、首(頸椎)に体重がかかって痛める可能性があるということ。

上の写真で比較すると頭を前腕で抱えたシールシャアーサナよりも三点倒立の方が首にかかる負担は大きいです。

ただしシールシャアーサナにおいても人によっては注意が必要。

まずは下の写真のように頭の後ろで手を組んで肘を高く上げてみてください↓

ヘッドスタンド 首

写真左のように腕を構えた時に肩甲骨を目一杯上げても前腕より頭が高くなる場合は注意が必要です。

あとは元々首の不調があったり疾患を抱えている方は避けた方がいいポーズになります。

どうしても練習したい場合にはブランケットなどを敷いて前腕の部分に高さを出す方法がありますので下の記事を参考にしてみてください↓

ヘッドスタンドのメリットとリスク
ヘッドスタンドのメリット
  • 他の逆転のポーズより安定感が出やすい
  • ピンチャやハンドスタンドにおける股関節や体幹の使い方を学べる。
ヘッドスタンドのリスク
  • 首(頸椎)に負担がかかる可能性があり元々疾患がある方や体型によってはオススメできない。

ピンチャ・マユーラアーサナ(肘倒立)

ピンチャ 肘倒立

ピンチャ・マユーラアーサナ(羽根を広げた孔雀のポーズ・通称「ピンチャ」)は頭立ちとは異なり前腕だけを床に置いてバランスをとるポーズです。

頭が床から外れる分ヘッドスタンドより安定感が低くバランスをとるのが難しいポーズとなります。

ただ首には体重がかからないのでヘッドスタンドのような頸椎リスクが低いのが特徴です。

底面積が一番少ないハンドスタンドよりは安定しやすく、総合的にバランスの取れたポーズです。

色々な形のバリエーションもあり練習のしがいのあるポーズ。下の記事で色々なやり方を紹介しています↓

ただし体質やその時の状態によっては肩周りに負担がかかりやすいポーズになりますので多少注意が必要です。

ピンチャマユラーサナ
ピンチャのメリットとリスク
ピンチャのメリット
  • 首周りを痛めるリスクが少ない
  • ハンドスタンドよりキープがしやすい
ピンチャのリスク
  • 転倒する確率がヘッドスタンドより高い
  • 肩の前面に負担がかかることがある

ハンドスタンド(倒立)

ハンドスタンド 倒立 逆立ち

ヨガのアーサナ名ではアドー・ムカ・ヴリクシャアーサナと呼ばれるポーズです。

手のひらを床に置いているだけなので3つ中では最も不安定なポーズになります。

しかしヘッドスタンドのような頸椎の負担もなく、肘を床に固定するピンチャよりも肩の負担が少ないポーズになります。

ただしヘッドスタンドやピンチャに比べて床から高い位置に顔が浮かぶため、慣れるまでは怖さを感じる人も多いと思います。

バランスを崩した時に受け身をとる方法(ブリッジに下りる or 側転のように横に逃げる)を身につけると怖さはなくなりキープ力がグッと上がります。

ハンドスタンドでの一番のリスクは手首のケガ

元々人間の手首は足首と異なり体重をしっかり支えられる構造ではないので、徐々に負荷をかけていって手首の関節可動域と関節を保護できるだけの筋力をつけていくことがポイントになります。

慣れていないのに急にたくさんの練習をしてしまうと手首を痛めるリスクが高くなります

焦らず長期的な視点で練習していくのがいいと思います。

ハンドスタンドのメリットとリスク
ハンドスタンドのメリット
  • 首を痛めるリスクが少ない
  • 肩周りが硬い方はピンチャよりもやりやすいこともある
ハンドスタンドのリスク
  • 手首にかかる負荷がかなり高く、痛める可能性がある
  • バランスがとりづらいため転倒リスクがある
なまけもの

比較してみるとそれぞれの特徴がよくわかるね!僕は腕の長さに余裕があるけど首周りがそんなに強くないから…ピンチャからやってみようかな??

こーき

そうだね、首に不安がある時は頭立ちは避けるのが無難だよ。ピンチャから練習してみるのはいいと思うよ。

なまけもの

ピンチャは色んな形があって楽しそうだし、こんな僕でもモチベーションが上がるよ!

こーき

ピンチャのコツは下の記事でも紹介してるからチェックしてみてね!あとはYouTube動画でも詳しく解説しているよ。この記事の一番下に貼っておくね!

まとめ

今回は3種類の逆転ポーズをそれぞれのリスクも含めて紹介しました。

一般的にはヘッドスタンド→ピンチャ→ハンドスタンドの順に練習をしていく人が多いですが、本来練習する順番に決まりはありません。

自分の身体の状態(抱えている疾患等)とポーズの特徴を照らし合わせて練習していくのが良いでしょう。

簡単に特徴をまとめると以下のような感じになります↓

3種類の逆転ポーズの特徴
⚪︎ヘッドスタンド

安定感があって最初に取り組みやすいが、首(頸椎)に不安がない人向け。

⚪︎ピンチャ・マユーラアーサナ

安定感はヘッドスタンドとハンドスタンドの中間くらい。肩周りが硬いと取り組みづらいためブリッジや肘ブリッジなどと並行して練習するといい。

⚪︎ハンドスタンド

キープの難易度は基本的にヘッドスタンドやピンチャよりも高い。アームバランスの練習などで手首の強度が上がっている場合などには取り組みやすいかもしれません。

なまけもの

この3つって同時に取り組んでもいいの?

こーき

もちろん大丈夫だよ。ただし転倒やオーバートレーニングでケガをしては元も子もないから環境はしっかり整えつつ負荷の弱い練習から始めてね!

なまけもの

壁を使った安全な練習から少しずつ始めてみようかな。

こーき

ちりも積もればチョモランマ。コツコツやってみてね!!

それぞれのポーズのコツや練習法に関してはYouTubeのKoki Yogaチャンネルでも解説していますのでぜひチェックしてみてください↓

【ヘッドスタンドのやり方①土台編】頭立ちを安定させるための土台の作り方とは?
【憧れのピンチャ・マユーラアーサナ攻略】足を浮かせるには〇〇が大事
【フワッと浮くハンドスタンド】憧れの伸肘倒立に〇〇が必要な理由
【シールシャ・ピンチャ・ハンドスタンドの特徴】共通点と相違点を理解してレベルアップ!
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この記事を書いた人

幼い頃からの脳脊髄液減少症悪化で高校中退→現在は現役東大休学生でヨガインストラクター。

YouTubeチャンネル「Koki Yoga」でヨガ解説を更新しながら、オンラインヨガコミュニティRSY~Rainbow Season Yoga~で月に70本以上のヨガクラスを行っています。

「アナトミック骨盤ヨガ」「アームバランス&逆転」「筋肉講座」など。

全国各地でヨガWSも開催中。

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