ヨガのクラスでいろんな形で出てくる前屈のポーズ。
- 身体が硬くて前屈が苦手
- 練習しているけどなかなか前屈が深まらない
- 前屈を深めたいけど何から練習したら良いか分からない
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今日は、ヨガの中の代表的な前屈のポーズ、
パスチモッターナアーサナ(長座前屈)とウッターナアーサナ(立位前屈)について、
どちらが身体が硬い人におすすめなのか、そしてその理由などを解説していきたいと思います。
前屈が苦手な人・身体が硬い人こそ前屈はウッターナアーサナ(立位前屈)から!
身体が硬い人におすすめなのはどっち?
パスチモッターナアーサナ(長座前屈)とウッターナアーサナ(立位前屈)。
前屈が苦手な人・身体が硬い人におすすめの前屈ポーズはどちらだと思いますか?
立ちたくないし、パスチモッターナアーサナ(長座前屈)のほうが良いな…
実は、前屈が苦手な人や身体が硬い人にこそ、ウッターナアーサナ(立位前屈)から練習してあげることがおすすめです!
なぜパスチモッターナアーサナ(長座前屈)よりも、
ウッターナアーサナ(立位前屈)のほうがおすすめなのか、
二つのポーズを比較してみましょう。
パスチモッターナアーサナ(長座前屈)とウッターナアーサナ(立位前屈)
ウッターナアーサナ(立位前屈)
パスチモッターナアーサナ(長座前屈)
パスチモッターナアーサナとウッターナアーサナの比較
なぜウッターナアーサナのほうがおすすめなのか、まだよくわかりません。
パスチモッターナアーサナ(長座前屈)の向きを変えてみながら、二つを比較してみましょう!
パスチモッターナアーサナのスタート=ウッターナアーサナの90度の前屈
パスチモッターナアーサナのスタート地点の向きを変えて見てみると…
ウッターナアーサナで90度前屈しているのと同じ状態になることが分かります。
つまりは、パスチモッターナアーサナは、スタート地点ですでに90度前屈した状態であるということ。
ポーズに入る前の段階で、すでに前屈をしている状態なのです。
ウッターナアーサナで90度の前屈、結構難しかった気がする…ここからがスタートか…
ウッターナアーサナで、90度の前屈ができないと、パスチモッターナアーサナも難しいことになります。
パスチモッターナアーサナで30度前屈=120度の前屈
さらにはパスチモッターナアーサナで30度前屈した状態を、向きを変えて見てみると…
ウッターナアーサナで120度前屈しているのと同じ状態になることが分かります。
ちょっと前屈しただけで、かなりの角度前屈した形になるんだ…
パスチモッターナアーサナ、座っているので一見楽そうなのですが、意外と難しいのです。
身体が硬い人こそウッターナアーサナ(立位前屈)がおすすめの理由
身体が硬い人になぜウッターナアーサナがおすすめなのか分かってきた気がするよ!
改めて、その理由を整理してみましょう。
0度から前屈をスタートできる
パスチモッターナアーサナ(長座前屈)はスタート地点ですでに90度の前屈をしているのに対し、
ウッターナアーサナ(立位前屈)は0度からの前屈のスタート。
自分の柔軟性に合わせた位置で練習してあげることができます。
ウッターナアーサナは0度からスタートしているね!
まずは30度の前屈!
余裕があれば45度の前屈!
まだ背筋を伸ばせそうなら60度まで!
パスチモッターナアーサナはここからがスタートなんだね。
ウッターナアーサナならここにくるまで、段階を踏みながら練習できます!
前屈の身体の使い方を身につけられる
ウッターナアーサナでは、前屈ポーズの身体の使い方の基本である、
- 背筋を伸ばした状態で股関節から前屈
- 最後におまけで背中を丸めて前屈
の身体の使い方を身につけることができます。
立った状態からスタートするので背筋も伸ばしやすく、
股関節を軸にしながら動いていく意識もしやすくなります。
まずはウッターナアーサナで、前屈ポーズ共通の身体の使い方を身に着けてあげることがおすすめです。
身体が硬い人こそウッターナアーサナ(立位前屈)を練習しよう!
上記の理由から、前屈が苦手な人・身体が硬い人にこそ、
前屈ポーズはウッターナアーサナ(立位前屈)がおすすめ!
まずはウッターナアーサナで背筋を伸ばした状態での90度の前屈を目標に、
そこがクリアできたらパスチモッターナアーサナに挑戦してみてはいかがでしょうか。
まずはウッターナアーサナで背筋を伸ばした状態での90度の前屈を目標に練習してみましょう!
パスチモッターナアーサナには、そこをクリアできたら挑戦してみようかな!
遠回りに見えて、それが実は一番の近道かもしれません。
ウッターナアーサナの練習法については、こちらの記事をご覧ください。
ウッターナアーサナを練習しているうちに、
気付いたらパスチモッターナアーサナもできるようになっていた!という日がくるかもしれません。
まとめ
前屈ポーズというと、パスチモッターナアーサナ(長座前屈)を思い浮かべる方も多いかと思います。
また、座っていて一見楽そうに見えるのですが、
- 0度から前屈をスタートできる
- 前屈の身体の使い方を身に着けられる
という理由で、前屈が苦手な人・身体が硬い人にこそ、ウッターナアーサナ(立位前屈)がおすすめです。
前屈が苦手という方、
身体が硬いとお悩みの方は、
まずはコツコツウッターナアーサナ(立位前屈)から練習してみてはいかがでしょうか。
その遠回りに思える積み重ねが、一番の近道になっていくと信じています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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